田舎暮らしを
ゲームのアプリで体験している人が
増えています。
実際の田舎暮らしをするには
まだまだ心の準備ができていない人が、
シュミレーション感覚で楽しんでいたり、
コロナ禍で人との触れ合いが
少なくなった孤独を、
ゲーム上の優しい田舎の人たちとの
触れ合いで癒しています。
田舎暮らしのゲーム、アプリなら?
コロナの感染予防対策で、
不要不急の外出制限を強いられ、
世界中が人との接触を避けていた時期に、
ニンテンドーのゲームソフト
「あつまれどうぶつの森(通称・あつ森)」が
空前のブームを巻き起こしました。
あつ森は、以前からあるゲームですが、
コロナ禍の巣ごもり需要で
再度その人気に火がついたというわけです。
あつ森は、無人島に移住し、
住民と交流したり、家を建てたり、
家具を作ったり、魚釣りをしたり、
農作物を育てたりしながら、
自分好みに島を開拓する
育成シュミレーションゲームですが、
それと同時に、
フレンド登録した人と
お互いの島を行き来したり、
チャットしたりする
コミュニケーションゲームでもあります。
ゲーム上の仮想世界での
人とコミュニケーションは、
コロナ禍で人とのふれあいが
希薄となった時代の
孤独な心の拠り所となり、
瞬く間に世界中で
大ブームとなりました。
そして、あつ森ブームに便乗して、
同じようなゲームが次々と
リリースされました。
2020年にリリースされた
「こもりライフ」という
田舎暮らしを体験できる
シュミレーションゲームアプリは、
都会に疲れた主人公が、
祖母からの手紙を頼りに
子供の時暮らしていた故郷に戻り、
田舎生活と住民との交流を通して
自分らしさを取り戻していく、、、
というストーリー仕立ての
田舎暮らしシュミレーションゲームです。
「こもりライフ」は、
ノスタルジックでジブリを
彷彿とさせる絵柄や
日本の田舎の風景が親しみやすく、
あつ森より現実に近い
シチュエーションで、家にいながら、
ペットと散歩したり、農作物を育てたり、
住民と交流したり等の
スローライフが満喫できるので、
コロナ禍を機に田舎ぐらしと
考えてる人におすすめです。
田舎暮らしのゲーム、プレステなら?
数ある田舎暮らし
シュミレーションゲームの中で、
根強いファンがいるのが
プレイステーション(通称・プレステ)の
「ぼくのなつやすみ(通称・ぼくなつ)」
シリーズで、
初代「ぼくのなつやすみ」が
2000年に発売されて以来、
PS2、PS3、PSPで続編が
販売された人気シリーズでしたが、
PS4以降は残念ながら
続編は出ていません。
この「ぼくなつ」シリーズは、
主人公のぼくが夏休みを
田舎で過ごすアドベンチャーゲームで、
昆虫採集、魚釣り、絵日記、
洞窟探検など田舎の自然を
満喫しながら1ヶ月を過ごすというもの。
過ごし方は自分次第で、
一日中何もしなくてもいいという
スローライフを楽しめます。
主人公のぼくの年齢設定が
1965年生まれということで、
アラフィフ世代には
たまらないノスタルジックな風景や
田舎暮らしが体験できるゲームです。
あの頃の童心に帰って
朝から晩まで遊べるので、
日常生活に疲れた大人の現実逃避に
おすすめです。
コロナ禍の巣ごもり需要で、
ぼくなつシリーズファン待望の
最新作「ぼくなつ5」が
発売されるのではないか、
とファンの間で期待が高まりましたが、
今年の夏も発売の予定は
ありませんでした。
かわりに、任天堂スイッチから
「ぼくなつ」シリーズの
クリエーター監修の
クレヨンしんちゃん版「ぼくなつ」、
「オラと博士の夏休み」が
2021年夏に販売されましたが、
いまいち感情移入できないのは、
主人公が野原しんのすけ
だからではないかと。
スローライフを求める
田舎暮らしシュミレーションゲームの
主人公は、
自分の子供時代と重なる
素朴な「おらなつ」の僕のような
キャラクターがあっているように思います。
田舎暮らしのゲームのアプリについて
新型コロナがもたらした働き方や
ライフスタイルの変化は、
都会に疲れた多くの人の心に、
田舎暮らしへの憧れを抱かせています。
これからも、
ますます田舎暮らしをしたいと
思う人は増えていくと思いますが、
実行にうつす勇気がないのが現実です。
せめてゲームの中だけでも、
田舎暮らしのスローライフを味わって、
日頃の息抜きにしたいものです。